2018/06/24

「医療について、いっしょに考えてみませんか」PART11報告

| by 事務局長
人間ドック健診の現状と未来   ~上手な利用方法を考えよう~
         三井記念病院 総合健診センター 石坂裕子氏


 今回の講座は、11回目となりますが、今回も参加者から「とてもよかった」「人間ドックに対しての考えが変わった」などの声をいただきました。
確かに参加者は少なかったのですが、半数の方からそのような感想が上がりました。これらのことは、人間ドックについて知識がなかった、あるいは気軽に誰かに聞いたりすることができないでいたということが分かります。
石坂先生は、人間ドックに対しての知識も高く、現場で得られた多くの経験からのお話をされ、私たちは息をのむように一言一言を聞きました。それが、参加者の人間ドックに対しての意識を変えたのではないかと思います。
 確かに、「一般の健診とどのように違うのか」については、血液検査の種類が違い、人間ドックなら何でも検査してもらえるかと言うとそうではなく、自分で何が必要か、どんなデータがあればいいのかを自身で判断する必要があると説明されました。
私たちにとって自身が必要であるかわからないなら受診する前にその施設の担当者、あるいは医師とよく相談して検査項目を決めることが求められると思います。また、受診の回数などは様々な健診があるため、自身の体調と相談し必要と思う場合は毎年、あるいは2年おきなどに受診すればいいのではないかとのこと。
また、特に強調されたのは、医師からの説明とフォローが自分にとってどんなに大切であるかを理解し、よく説明を聞き、こちらからも質問できる、そのような施設を選ぶことが重要であると話されました。
また、たいていの患者は、医師の説明に「はい、わかりました」と答えるが、医師はこのように答えると患者が理解し、充分な知識があると思ってしまいがちであるとも説明されました。受診者としては自分の健康に関することなのでわかったふりをしたり、その時わからなくてもあいまいに聞いたりせず、医師の説明はしっかり聞き、質問することが大切だとも述べられました。
何のために人間ドックを受診するかについては、一次予防として自身の身体の状況を知ることでもあり、健康でいるための一つの方法でもあると説明されました。また、人間ドックで出されたデータを自身が活用することが大切であるとおっしゃられました。
これらの率直な石坂先生の言葉が、多くの参加者の心をとらえ、人間ドックに対しての理解が深まったのではと思えます。
 また、参加者の一人、医師である方が、良質な医療を提供すると思うのが医療提供者としての当たり前の姿であるとの言葉は、参加者への心に響き、患者とのコミュニケーションギャップを感じる受け手にとっては意味のある言葉だと思われました。
 私たちも悪いと言われる生活習慣を避けることが大切で、自身が信頼でき、相談できる医師がいることが私たちにとって重要で、大切であると今回も感じました。  坂本憲枝

参加者のアンケートのまとめ⇒20180602 アンケート結果 まとめ.pdf

13:01 | 医療を考える会報告